単純な生活

映画・音楽・読書について、だらだらと書いている

ありふれた日常

ありふれた日常 #47 / 外は寒いので今日は一日おうちで映画を観て過ごそう

▶いつものように早朝5時に起き、熱くて苦い珈琲を飲み、しばらくYouTubeを散策し、「まだまだ外は寒いので、今日は一日おうちで映画を観て過ごそう」と決める。 どうせなら、できるだけ多く観よう。 で、さっそく1本目。 クリスマス映画なので、観る時期を…

ありふれた日常 #40 / しょぼくれジジイのモーニングルーティーン

▶午前5時起床。 “起床”と言っても、床から起き上がるわけではなく、しばらくは蒲団の中でぼんやり過ごす。 そのまま眠りが戻ることを期待して目を閉じてみたりするのだが、まあ睡魔が戻ってくれることはなく、やれやれと諦め気分で起き出すことになる。 で…

ありふれた日常 #38 / 懐かしい場所に戻ったような感覚…

▶5時起床。 目が覚めて、しばらく自分がどこにいるのか判らなくなる。 ほんの数秒のことだが。 不思議なことに、怖さなどは感じず、その数秒の間どこか懐かしい場所にいるような感覚に包まれていた。 はるかむかしに居た場所に戻ったような懐かしさ…。 これ…

ありふれた日常 #36 / なぜヒロインがドリス・デイなんだろう?

▶5時に起き、寝床のなかでだらだらとスマホでYouTubeの動画を観る。 ほとんどがつまらないのだが、たまに「おっ!」って動画に出会う。 たとえばコレ。 www.youtube.com 「用心棒」のこのシーンは何回か観ているのだが、この動画の解説を見るまで逆手抜きと…

ありふれた日常 #33 / 年を取ると、すぐに感傷的になっていかんな

▶午前5時、新聞配達のバイクの音で目が覚める。 若いとき(20歳前後)に新聞配達のバイトをしたことがある。 その頃、柳町光男監督の『19歳の地図』と言う映画が公開された。 中上健次の短編小説が原作の作品だが、主人公が新聞配達をしながら予備校に通う…

ありふれた日常 #29 / もうすぐディスクの時代は終わりなのかな…?

▶午前5時起床。 すっかり朝が明るくなった。 目覚めた時にカーテンに陽が差していると、「ん?昼まで寝てしまったのか?」と、少し脳がバグってしまう。 今朝は、カラスがうるさい。 うちのベランダの手すりにも1羽とまってカーっと鳴いている。 誰か死ぬ…

ありふれた日常 #28 / わたしは、もう少し濃くて苦い味が好きだ

▶5時過ぎにノソノソと起き出し、苦くて熱い珈琲を飲む。 珈琲は濃くて苦めなのが好き。 ちかごろ流行のスペシャリティってやつは、酸っぱいのが多くて苦手。 わたしは酒も煙草もやらないのだが、珈琲だけは手放せない。 机の上には、デミタスカップに入った…

ありふれた日常 #27 / ステージは「I-A-1期」

▶午前4時に目覚めて、まずは熱くて苦い珈琲を1杯。 珈琲を1杯飲んだら、谷へと下るのだ(by Bob Dylan)。 すでに谷底にいる気分のわたしはどうすれば…? と言うわけで、何も考えなくても良さそうな映画を1本。 Netflixオリジナルの『キル・ボクスン』を…

ありふれた日常 #26 / エゴン・シーレ展を見に行く

▶午前5時起床。 いつものように珈琲を飲みながら、しばらくぼんやりと過ごす。 このぼんやりと過ごす時間を、ときどき「もったいないな」と思ったりもするが、じゃあ、ぼんやりしないで何をするのかと言えば、けっきょく何もしないので、べつにもったいなく…

ありふれた日常 #25 / そろそろ生活に支障をきたす頃だ

▶午前3時起床。 昨夜は0時過ぎに寝たのだが、ほとんど眠れず、しかたなく3時に起き出したので、こういうのは“起床”とは言うまい。 苦い珈琲を飲みながら、しばしぼんやりと我が来しかた行く末を思う。 とは言っても行く末はたいして残ってないので、主に…

ありふれた日常 #23 / なにか深い教訓があるような気がする…

▶午前5時頃、目覚める。 うつらうつらしながらの、起床5時である。 不眠症にも、すっかり慣れた。 昼寝するし、大丈夫だ。 スマホでニュースをチェック。 トルコの大地震。 怖い。 阪神淡路大震災のとき、伊丹市に住んでいた従兄弟は、あの揺れの直後にと…

ありふれた日常 #14 / ジョン・レノンの命日

▶4時に起きる。 珈琲を飲みながら、Netflix配信の『First Love 初恋』の第1話を観る。 www.youtube.com 主演は、満島ひかりと佐藤健。監督は、寒竹ゆり。 こういうドラマは、登場人物たちすべてに幸せになってほしい。 ほろ苦い終わり方とか、ブルーになる…

ありふれた日常 #13 / When the music's over

▶どうにも眠れず、3時半に起きる。 寒い。 熱い珈琲を飲みながら、ぼんやりと過ごす。 眠いのだが、睡魔はやって来てくれそうにない。 難しい本を読めば眠れるかなと思い、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を手に取る。 かえって眠れなくなってし…

ありふれた日常 #12 / 話が合わない

▶いつものように5時過ぎに起床。 早起きだが、これと言ってやることもない。 珈琲を淹れ、ぼんやりと時間を過ごす。 YouTubeで短いサイレント映画を何本か観て、さらにぼんやりと過ごす。 そのうち、ぼんやりと過ごしているうちに、ハッと気づいたらお昼過…

ありふれた日常 #11 / 「シネマスクエアとうきゅう」の思い出など

▶5時に目覚める。 寒い。 おまけに雨だ。 腰が痛い。 変なふうに腰を捻らないように、そろりそろりと起き上がり、なんとか台所へ。 珈琲を淹れ、テーブルに座り、いつものようにしばらくぼんやりと過ごす。 腰を傷めてからは、軽い気持ちで映画館には行けな…

ありふれた日常 #10 / けっきょく外差しで決まるのね

▶5時に起き、熱い珈琲を飲みながら『カラマーゾフの兄弟1』を10頁読む。 あと100頁ほどで1巻目が終わりそうなのだが、まだ物語がまったく動いていないことに驚く。 巨大な客船が、ゆっくりと港を出て行く感じ。 なんだろう、この威風堂々感。 ▶軽い映画が…

ありふれた日常 #9 / わたしは、いろんなことをすぐに忘れる

▶5時に起き、いつものように珈琲を飲みながら、小一時間ぼんやりと過ごす(モーニング・ルーティーンってやつ?)。 さいきん、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を毎日少しずつ読んでいる。 カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫) 作者:ドス…

ありふれた日常 #8 / ミラボー橋の下をセーヌは流れ、わたしは残る

▶6時半起床。 いつもより遅い。 昨夜の就寝時間はいつもと同じなので、いつもよりたくさん寝たことになるのだが、朝のぼんやり度はたいして変わらない。 いつものように珈琲。 愛飲しているセブンイレブンのオリジナルブレンドが、値段が変わらないまま容量…

ありふれた日常 #7 / 小津安二郎的馬券術?

▶5時過ぎに起きて、熱々の珈琲。 ぼんやりとした時間を過ごす。 頭の靄(もや)が晴れるまで少し時間がかかる。 そのうち靄が晴れなくなる日が来るのだろうが、まあそれはそれで良いかな。 ▶朝食の蕎麦を食べた後、二度寝することなく(いつもは寝てしまう…

ありふれた日常 #6 / いろいろと思い出せない…

▶4時起床。 よく眠れなかったなぁ…。 年を取ると、こういう日が多くなる。 ぼんやりと珈琲。 YouTubeで古いサイレント映画をいくつか観る。 www.youtube.com 『ラウンドヘイの庭の場面』(1888) 映画史的にはかなり有名かつ重要なフィルム。 長さはわずか2.1…

ありふれた日常 #5 / 寒い朝には、温かい蕎麦が嬉しい

▶4時に目覚めたのだが、なかなか蒲団から出ることができない。 寒い。 急に、寒くなった。 無理やり起きて、エアコン(暖房)のスイッチを入れ、熱々の珈琲を飲む。 寒い。 去年の冬をどうやって乗り切ったのか憶えていない。 今年、こういう寒さを乗り切る…

ありふれた日常 #4 / コロッケ蕎麦のこと、などなど

▶5時頃起き、しばらく机の前でぼんやり過ごす。 年をとると、ぼんやり過ごすことが多くなる。 べつに何かを考えているわけではなく、ただ無為の時間をぼんやりと過ごす。 あるいは時の流れを茫然と見つめている。 老いとともに始まるこういう時間の過ごし方…

ありふれた日常 #3 / ため息が出るほど面白い

▶朝5時過ぎ、雨の音で目が覚める。 また台風来てる。 少し激しめの雨音を聞きながら、コンビニの不味いアンパン(5個で1パックの小さいやつ)を1個かじりながら、苦くて美味しい珈琲を飲む。 雨なので散歩には出ない。 と言うか、もともと出不精のインド…

ありふれた日常 #2 ご隠居っぽい感想を呟く夜

▶朝4時半に目が覚める。 まだ眠いのだが、いちど目が覚めてしまうと再び眠るのはなかなかむつしいので、しかたなく起きる。 キッチンで少し硬くなった大福を食べながら、苦い珈琲を飲む。 アート・ペッパーの『Art Pepper Meets The Rhythm Section』(1957)…

ありふれた日常 #1

▶朝、かなり早くに目が覚めてしまい、それから眠れなくなってしまったので、妻を起こさぬようにそっと散歩に出る。 途中、楽しそうに散歩している犬(ジャック・ラッセル・テリア)と出会い、案の定二度見される。 わたしはかなりの頻度で散歩中の犬に二度見…