単純な生活

映画・音楽・読書について、だらだらと書いている

奥歯が痛い

 

腰痛はほぼ治り、咳もだいぶ良くなり、これでひと安心と思ったら…奥歯が痛い。

 

天中殺なのかな?

誰かに呪われてるのかな?

 

で、午後から歯医者。

いきなり麻酔。

わたしは、注射など痛いことが大嫌いで、「麻酔しますねぇ」の声をきいただけで、ガチンと体が固まってしまうのである。

変な汗を脇にかきながら、診療は終了。3千円もとられた。

虫歯は浅くて、あと2回くらい通えば良いとのこと。

 

 

 

 

Jacky Terrasson の『A Paris』を聴く。

 

パリにて

パリにて

 

 

 この人も、プレイ中に少し唸るね。

キース・ジャレットほどではないけど。

良いアルバムだ。

どのあたりがパリっぽいのか、よくわからないが。

ジャケットが、微妙にダサい気もするが。

 

 

 

 

藤沢周平の『闇の梯子』を読み終わる。

 

新装版 闇の梯子 (文春文庫)

新装版 闇の梯子 (文春文庫)

 

 

表題作ほか、「父と呼べ」「入墨」「相模守は無害」「紅の記憶」の全5編。

藤沢周平、最初期の短編集である(デビューから3作目)。

5編ともハッピーエンドでは終わらない。主人公たちが大事な何かを失くして終わる。あるいは、大事な何かを失くしてから、それが自分にとってかけがえのないものだったことに気づく。

悲哀、慟哭、諦め、それらが全編を覆い、救いはない。

これでつまらない物語なら、本を壁にたたきつけるのだが、困ったことに、どれも無類に面白いのだ。

悲惨な話なのに読む手が止まらない。

1編読み終わるごとに、主人公たちがこれから歩むであろう長く険しい道が見える。

 

 

 

 

さて、明日も仕事だ。

頑張らないぞっ、と。