腰痛はほぼ治り、咳もだいぶ良くなり、これでひと安心と思ったら…奥歯が痛い。
天中殺なのかな?
誰かに呪われてるのかな?
で、午後から歯医者。
いきなり麻酔。
わたしは、注射など痛いことが大嫌いで、「麻酔しますねぇ」の声をきいただけで、ガチンと体が固まってしまうのである。
変な汗を脇にかきながら、診療は終了。3千円もとられた。
虫歯は浅くて、あと2回くらい通えば良いとのこと。
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Jacky Terrasson の『A Paris』を聴く。
- アーティスト: ジャッキー・テラソン,ステファノ・ディ・バティスタ,ビレリ・ラグレーン,ステフォン・ハリス
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2001/03/23
- メディア: CD
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この人も、プレイ中に少し唸るね。
キース・ジャレットほどではないけど。
良いアルバムだ。
どのあたりがパリっぽいのか、よくわからないが。
ジャケットが、微妙にダサい気もするが。
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藤沢周平の『闇の梯子』を読み終わる。
表題作ほか、「父と呼べ」「入墨」「相模守は無害」「紅の記憶」の全5編。
藤沢周平、最初期の短編集である(デビューから3作目)。
5編ともハッピーエンドでは終わらない。主人公たちが大事な何かを失くして終わる。あるいは、大事な何かを失くしてから、それが自分にとってかけがえのないものだったことに気づく。
悲哀、慟哭、諦め、それらが全編を覆い、救いはない。
これでつまらない物語なら、本を壁にたたきつけるのだが、困ったことに、どれも無類に面白いのだ。
悲惨な話なのに読む手が止まらない。
1編読み終わるごとに、主人公たちがこれから歩むであろう長く険しい道が見える。
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さて、明日も仕事だ。
頑張らないぞっ、と。