単純な生活

映画・音楽・読書について、だらだらと書いている

『テルミン』(1993)を観る。

 

▶『テルミン』を観る。

 1993年公開のアメリカ映画。

ドキュメンタリー。

 

テルミン ディレクターズ・エディション [DVD]

テルミン ディレクターズ・エディション [DVD]

  • 発売日: 2002/02/22
  • メディア: DVD
 

 

世界初の電子楽器テルミンの発明者レフ・セルゲーエヴィチ・テルミン博士の、波乱に満ちた人生を辿るドキュメンタリー映画

 

テルミンという手を触れずに演奏する奇妙な楽器の存在は知っていた。

映画の効果音でおなじみの音だ。

古いホラー映画の怖い場面、あるいはUFOや宇宙人が登場するシーンでよく使われている。

ビーチボーイズの名曲「グッド・ヴァイブレーション」に使われているのも知っていた。

しかし、発明者のテルミン博士については、まったく知らなかった。

と言うか、誰が発明したかなんて、考えたこともなかった。

 

発明されたのは1920年

壊れたラジオをいじっているうちに偶然テルミンのしくみを思いついたらしい。

その不思議な演奏方法と独特な音色が評判となり、レーニンの前でも演奏している。

その後、テルミン博士は、住まいをニューヨークに移し、新しい発明をしつつ、テルミンの普及に努める。

 

が、ある日突然、テルミン博士は忽然と姿を消す…。

映画は電子楽器テルミンの魅力と、テルミン博士失踪の謎を丁寧に追っていく。

 

とうじは、米ソ冷戦の真っただ中で、テルミン博士もその犠牲者のひとりと言える。

だが、ソ連は崩壊したが、個性的な楽器テルミンは残ったのだ。

脆弱な幻想である国家などより、優れた楽器の方が長生きすると言うことだろうか。

 

それにしても、天才ブライアン・ウィルソンの熱のこもったインタビューのあとに、テルミンの音真似をするだけのトッド・ラングレンの映像、はたして必要だったのかな “笑”?

 

じっさいのテルミンの演奏。

 


見上げてごらん 夜の星を テルミン~Theremin~ Sayoko Takaki

 


Debussy - « Clair de Lune » on the theremin

 

ドビュッシーテルミンは相性ばっちりだなぁ。

 

 

 

▶Deacon Blue の『Raintown』を聴く。

 

Raintown

Raintown

  • 発売日: 2012/10/15
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

スコットランドグラスゴー出身のバンド。

本国での人気と、日本での人気のあまりの違いに涙が出るね 。

このデビュー・アルバムは、タイトルもジャケットも良い。

 

かれらの最近のライブがこちら。

 


Deacon Blue Dignity Hogmanay 2020

 

ロレイン・マッキントッシュ(Lorraine McIntosh)さん、さすがにおばちゃんになりましたなあ。

まっ、じいさんになったワタシが言うことではないが “笑”。

 

ちなみにロレインさんとリードボーカルのリッキー・ロス(Ricky Ross)さんは夫婦で、子供が4人いる。

 

 

 

▶終日雨で、外へは出ず、部屋の中でだらだら過ごす。

たとえ晴れてても、部屋の中でだらだら過ごすので、天気の良し悪しはべつにかんけいないのだが。

だらだら過ごすことの言い訳にはなる。

誰に対しての言い訳かと言うと、もちろん自分に対しての言い訳である。

 

 

 

▶競馬はやらず。

雨の日の冬競馬ほど難しいものはない。

ワタシは穴党ではないので、こういう日は素直にパスする。

結果をみると、中山(不良)、阪神(重)、中京(不良)、すべてメインは1番人気が飛んでいる。

「ふぅ、やらなくて良かった~」っていう思いと、「むむ? やってたら取れてたかな」という思いが交錯していて、けっこう辛い “笑”。

ワタシは、ふだん1番人気ははずして買うので、あるいは中山はとれてたかも知れないのだ…。

いかん、今夜は眠れないかも知れない。