▶『ランペイジ 巨大獣大乱闘』(2018)
2018年制作のアメリカ映画。
遺伝子操作により巨大化した野生動物たちが大暴れ。
狼(悪い奴)、ワニ(すごく悪い奴)、白いゴリラ(良い奴)が、戦車や戦闘機もガンガン破壊して暴れまくる。
人類代表としては、ドウェィン・ジョンソン(すごく良い奴)が頑張る。
拳銃で腹を撃たれても、「大丈夫だ、急所ははずれた!」と言って、巨大獣相手に孤軍奮闘だ!
ストーリーとか、登場人物の行動とか雑だけど、とにかく巨大獣たちが派手に暴れるので、まあスカッとはする。
▶続いて、『思いやりのススメ』を観る。
2016年制作のアメリカ映画。
Netflix オリジナル。
筋ジス患者の少年(クレイグ・ロバーツ)と新米介護士(ポール・ラッド)のロードムービー。
途中で、家出少女(セレーナ・ゴメス)がヒッチハイクで乗りこんで来る。
みんなで「世界一深い穴」という怪しげな観光名所へ向かうのだ。
うーん、これと言って感想が思い浮かばない。
登場人物はそれぞれ悩みや問題を抱えていて、最後にはそこから解放されて、新しい一歩を踏み出すわけだけど、なぜそうなったのかが、いまいち分からないんだよねぇ。
悪い映画ではないんだが…。
途中でレナード・コーエンの「I Am Your Man」と言う名曲が流れる。
映画のテーマにぴったりの歌詞なのに、なぜ訳さないのか?
それにしても、邦題がひどい “笑”。
繰り返すけど、悪い映画ではない。
なんか、もやもやするだけだ。
▶ Carlos Aguirre の『Caminos』(2006)を聴く。
カルロス・アギーレはアルゼンチンのミュージシャン。
現代フォルクローレの世界では最重要の人物らしい(よくは知らない)。
このアルバムは、ソロピアノ集。
どこかECMの香りもあって好き。
▶デイヴィッド・ゴードンの『用心棒』を読む。
ベストセラーになった『二流小説家』の著者によるシリーズ・キャラクターものの第1作。
主人公ジョー・ブロディは、ハーバード大学中退、元陸軍特殊部隊、愛読書はドストエフスキーという異色の用心棒。
いまはマフィアが経営するストリップクラブで働いている。
で、そんなかれが、あれこれあって大きなテロ犯罪に巻き込まれていく…。
なかなか面白い。
アクションシーンが派手にあるわけではないが、脇役がみな面白く、サイドストーリーの書き込みも十分で、読んでいて気持ち良い。
ジョーを追いかけるバツイチの女性FBI捜査官ドナとのからみも、ちょっとラブコメの匂いがして良い(わたしは、ラブコメ好きなのだ)。
この映画を思いだした。
ジョージ・クルーニーが凄腕の強盗で、かれと絡むFBI捜査官がジェニファー・ロペス。
ジョーとドナを、脳内でふたりに変換しならが読んだ。
▶競馬好きは、1年に2度驚く。
6月が近づくと「もうダービーかよ!」と驚き、年末になると「もう有馬記念かよ!」と驚く。
で、いまわたしは「もうダービーかよ!」と驚いている。
こうやって、日々は過ぎていく。