2011年制作のフランス映画。
Amazon Primeで視聴。
娯楽映画の始祖、ジョルジュ・メリエスの生涯と、その代表作である『月世界旅行』のフィルム修復作業を追ったドキュメンタリー作品。
修復された着色版の『月世界旅行』も観ることができる。
1993年にスペインで着色版(フィルムをひとコマずつ手作業で着色した疑似カラー版)の『月世界旅行』が発見される。
発見された時点でフィルムの劣化がはげしくバラバラの状態だったのだが、10年以上におよぶ修復作業を経てついに復元に成功。
その気の遠くなるような努力の過程は、観ていてホーッとため息をつくほど凄い。
『月世界旅行』は、1902年に作られた世界最初のSF映画である。
天文学会の教授6人が砲弾型のロケットに乗りこみ、大砲で打ち出されて月へ向かう。
月では、月の住人とコウモリ傘で(!)闘い、再び砲弾型ロケットで、今度は地球の海に落下して帰還する。
アポロ計画ですね。
月についてからの天文学会会長(メリエスが演じている)の無双状態が面白くて、いつもニコニコしながら観てしまう。
通常のモノクロ版は、著作権フリーなので、YouTubeでいつでも観ることができるが、やはり着色版と比べると見劣りする。
着色版は、なんだかすごく可愛くなっていて、モノクロ版を観たひとも一見の価値ありである。
映画草創期の偉人、ジョルジュ・メリエスは、こんな顔をしている。
マーティン・スコセッシの『ヒューゴの不思議な発明』では、メリエスをベン・キングズレーが演じていたけど、似てますね。
▶ 竹内まりやの『Expression』(2008)を聴く。
ベスト版。
ブラジルでは、竹内まりやの「プラスティック・ラヴ」を知らない人はいない、という記事を読み、聴いてみた。
気恥ずかしくなるくらいシティポップ!
うしろで旦那がスゲー声張り上げてる…。
▶「観る」「聴く」「読む」「食う」「寝る」「賭ける」…この6個の単語でわたしの毎日、って言うか、わたしの人生は成り立っている。
これ以外のことはしてこなかった。
ん?「働く」が抜けてるが、間違ってはいない。
わたしの人生において、「働く」ことは常に苦痛いがいのなにものでもなかったのだ。
楽しいこと、自分の好きなことを仕事にしている時期もあったのだが、そのときですら、わたしにとって、「働く」ことは絶えられないほどの苦痛だった。
不労所得で生きていくことが、若いときからずっとわたしの理想なのだが、これってクズな発想なのかな?
誰かに軽く叱られそうだが。
とりあえず、妻には叱られ済である。