▶さいきんAmazon Primeで観て、面白かった映画2本。
1本目:『マイ・プレシャス・リスト』
2016年制作のアメリカ映画。
主人公のキャリー(ベル・パウリー)は、IQ185の天才少女で、ハーバード大学を飛び級で卒業し、いまはロンドンの父親から離れてマンハッタンでひとり暮らしをしている。
本だけが友達で、話し相手はセラピストのおっちゃん(父親の友人)のみ。
季節はクリスマス、街中のひとが誰かと夜を過ごしたくなる時期なのに、キャリーには友達も恋人もいない。
そこでセラピストが、ひとつのリストを彼女にわたす。
大晦日までにキャリーがやるべきリストだ。
デートに行く、友達をつくる、誰かと大晦日を過ごす、ペットを飼う、子供の頃楽しんだことをする、大好きな本を読む、の6項目。
「一日中ベッドにいても幸せにはなれない」とセラピストに言われて、むかつきつつもそのリストを少しずつ実行していくキャリー…。
主演のベル・パウリーは、美人ではないけど魅力的。
ラブコメ的要素も少しあって、観ていて楽しい。
こういうのは定期的に観たくなる。
汚れたこころを浄化する感じ?
2本目:『ヴィンセントが教えてくれたこと』
典型的な貧乏白人の老人ヴィンセント(ビル・マーレイ)の隣にシングル・マザーのマギー(メアリー・マッカーシー)とその息子オリヴァー(12歳の優等生)が引っ越してくる。
仕事で夜が遅いマギーからベビーシッターを頼まれたヴィンセント(ちゃんと金はとる)だったが、なにしろちょい悪ジジイなので、ギャンブルやバーでの振舞い方、喧嘩の仕方などろくなことを教えない。
でも、(こういう映画のお約束だが)年の差を越えて、徐々に仲よくなっていくふたり。
オリヴァーの目を通して、現代の聖人であるヴィンセントの真実の姿が描かれていく。
これも観ていて気持ちの良い映画だった。
『グラン・トリノ』+『セント・オブ・ウーマン』って感じ。
あれほどヘビーなテーマ性はないが。
▶ Deep Purple の『Machine Head』(1972)を聴く。
さいしょに聴いたのは、たしか不良の久米くんの部屋だ。
シングルの「Highway Star」を聴いて、かっけー!とぶっ飛んだ。
その後、スケベな中西くんの部屋でこのアルバムを聴いたのではなかったかな。
ひさしぶりに聴き返したが、やっぱ、かっけー!
どちらの曲も、歌詞はむちゃくちゃくだらない。
訳詞を読んでがっくりきた記憶がある。
その反動で、わたしはボブ・ディランが好きになったのかも知れない。
▶ウチのちかくを徘徊しているノラ猫が何匹かいるのだが、そのうちの1匹がえらく太っている。
あの太り様はノラじゃないのかな?と思っていたのだが…今日、仕事帰りのOLらしきひとから餌をもらっているのを目撃してしまった。
わたしがニャーと声をかけても知らんぷりなのに、そのOLさんには、なんと自分から文字通り猫なで声を出して近づいて行ったのだ。
そしてチュールをぺろぺろ。
かなり世渡り上手な奴だな。