▶『マスタング・アイランド』を観る。
2017年制作のアメリカ映画。
モノクロ。
監督は、クレイグ・エルロッド。
主演は、メイコン・ブレア(好き)。
いまのところNetflixでしか観ることができない。
少し世間とズレてる感じの3兄弟の物語。
メイコン・ブレア演じる長男(写真右端)が、大晦日に彼女にフラれるのだが、どうしても諦めることができず未練たらたらで、ついには次男(写真真ん中)の車で、彼女がいるであろうマスタング・アイランド(風光明媚な海辺の街で、別荘もたくさんある)まで行くことになる。
なぜか3人一緒である。
マスタング・アイランドで元カノの家を見つけるものの彼女はおらず、勝手に入り込んだ3人はそこで暮らし始める(いいのかよ)。
何かどんでもない事件が起こるわけではない。
「何か起こりそうで、何も起こらず、でも少し何か起こる」と言う、桃屋の食べるラー油的な映画(好き)。
モノクロなのも良い(すごくキレイ)。
後半、街のレストランで働くウエイトレスが話にからんでくる。
元カノに未練たらたらだったはずの長男と、このウエイトレスがいい仲になってしまうのである。
が、この女性は、次男が最初に目をつけた女性で、すこしだけ話がややこしくなる。
長男とウエイトレスの仲がどんどん深まり、兄弟の間がなんだか微妙になっている頃、長男の元カノが家に戻って来る…。
ラスト、気持の良い終わり方。
捨てる神あれば拾う神あり、ってことか。
ちなみに、長男役のメイコン・ブレアとウエイトレス役のリー・エディは、実生活では夫婦。
どちらも、冴えない人生をおくっている冴えないひとを演じさせたら抜群である。
▶ Suzanne Vega の『An Evening of New York Songs and Stories』(2020)を聴く。
ライブ・アルバム。
タイトルの Stories ってのが、いかにもスザンヌ・ヴェガっぽい。
この動画のセットリスト。
“Luka”
“Crack In The Wall”
“I Never Wear White”
“Tom’sDiner”
わたし、スザンヌさんと同い年である。
どうでもよい情報だが。
▶わたしの頭髪は日々抜け続けており、このまま進むと遠からずジャン=リュック・ピカードのように禿げてしまうであろう(希望的観測)。
ジャン=リュック・ピカードは、パトリック・スチュワートが演じる「スタートレック」の登場人物。
宇宙戦艦USSエンタープライズ号の艦長である。
なかなか悪くない。
と言うか、禿げ方としては理想的かっこ良さである。
が、わたしは今日、驚くべき事実に気がついてしまったのである。
なんと、わたしが理想とするジャン=リュック・ピカード氏と、我らが磯野波平氏の禿げ方が、ほぼ同じなのだ。
なんと言うことだ!
わたしの頭部が、ピカードではなく磯野波平になる可能性も、かなりの確率であり得るのである。
って言うか、9分9厘波平だろう…。
くそっ。