単純な生活

映画・音楽・読書について、だらだらと書いている

ありふれた日常 #8 / ミラボー橋の下をセーヌは流れ、わたしは残る

 

▶6時半起床。

いつもより遅い。

昨夜の就寝時間はいつもと同じなので、いつもよりたくさん寝たことになるのだが、朝のぼんやり度はたいして変わらない。

いつものように珈琲。

愛飲しているセブンイレブンのオリジナルブレンドが、値段が変わらないまま容量が100グラム減っていた。

実質値上げ。

こういうのは、なんかモヤモヤする。

 

 

▶『トップガン / マーヴェリック』(2022)を観る。

 

面白かった。

ご都合主義満載でツッコミどころだらけなのだが、そんなことはどうでも良い。

自分が、かつてどのように映画を楽しんでいたかを思い出させてくれた。

映画は、基本的には“娯楽”なんだと言うことを再認識した。

まあ、そう言う部分を指して、ゴダールは「このままだと映画は幼児のままで終わる」と言ったのかも知れないが、それはまあそれとして。

 

珍しく続けて2回観た。

2回目も面白かった。

トム・クルーズがとにかくかっこ良い。

自分がどれだけかっこ良いか、どうすれば自分がかっこ良く見えるかを的確に把握している数少ない俳優のひとりだと思う。

クリント・イーストウッド御大もそう)

できれば、いまは亡きトニー・スコット監督(前作の監督)で撮ってほしかったけどね。

 

 

▶ジャックドールにいちばん向いている騎手は武豊だと思う。

競馬の話です。

 

わたしはいつも、馬連の3頭ボックス(A,B,Cの馬の組み合わせすべてを買う)と、その中の1頭の単勝を買う。

こんかいは、◎(本命)イクイノックス、〇(対抗)ジャックドール ▶(穴)パンサラッサの3点買いで、単勝はパンサラッサ。

いやあ、面白いレースだった。

大逃げのパンサラッサが後続を10馬身ちかく離して直線に入って来たときには、このまま勝てるのではないかと思ったが、さすがに府中の直線は長かった…。


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それにしても藤岡くんよ…。

直線に向いてからのヨーイドンの差し脚勝負で、イクイノックスに勝てるとでも?

 

 

天皇賞で興奮したので、頭を鎮めるために散歩に出る。

ぶらぶらと谷中銀座を散策。

この商店街、地元のひとが使っているのは、弁当屋とか八百屋とかスーパーとか5店舗くらいしかないのではないか。

あとは土日祝に来る観光客目当ての店ばかりだ。

わたしが住み始めた30年前は、いかにも下町の商店街というかんじで、もう少し落ち着いていたのだが…。

時代は変わる。

 

 

▶駅前のサンマルクカフェで休憩。

以前ここはドトールだったなぁと、むかしを思い出す。

ちかくに珈琲館もあったな。

サンマクルカフェの対面には「おべんとう一番」というちいさなお弁当屋があって、そこのお弁当にはかならずパイナップルの切れ端が入っていて、それは主人が沖縄県出身だからだと言う変な噂があった。

いま今川焼屋になっている場所には、大学芋の専門店があって、いつもおじいちゃんが座って店番をしていた(浅草から通っているって話だった)。

街の風景はいつの間にか変わっていく。

ミラボー橋の下をセーヌは流れ、わたしは残る。

こんなにも昔のことを思い出すと言うことは、近々死ぬのでしょうか、わたしw。