単純な生活

映画・音楽・読書について、だらだらと書いている

ありふれた日常 #15 / これはもう不眠症と言っても良いのではないか

 

▶昨夜午後11時に就寝し、ほとんど一睡もできずに午前4時に寝床から這い出す。

これはもう不眠症と言っても良いのではないか。

なにか良き漢方薬でも探すかなぁ…。

睡眠導入剤は苦手。

 

珈琲はいけない気がしたので、めずらしく白湯を飲みながら、眠りの妖精が訪れてくれることを期待しつつ、ぼんやりと過ごす。

眠れないときには、無理に眠ろうと横になっているより、起きて軽く活動しているときの方が不意打ちのよのうに睡魔が訪れてくれる場合が多い。

が、今朝は睡魔はお休み中みたいで、わたしの頭はぼんやりと冴えたままだ。

 

ただぼんやりしていてもしかたないので、映画を1本観る。

ビル・ナイ主演のコメディ映画『ターゲット』。

2010年制作のイギリス映画。

 

これは拾い物だった。

ビル・ナイ演じるビクターは凄腕の殺し屋で、ギャングのボスから大金をだまし取った女詐欺師のローズ(エミリー・・ブラント)を殺すよう依頼を受ける。

ビクターは1日中ローズをつけ狙い殺害を試みるが、ことごとく失敗する。

で、いつの間にかローズをギャングのボスから守る事態に陥ってしまう。

気弱な青年トニー(ルパート・グリント)も巻き込んでのトダバタ逃走劇が始まる。

 

コメディなのだが、笑いの要素は少なめで、ビル・ナイの真面目な英国紳士ぶりもあって、とてもおしゃれな作品になっている。

平気で人を騙したり物を盗んだりするローズにイラつくビクターが面白い(自分は平気で人を殺すのだがw)。

ラストもハッピーエンド(少しブラック)で、気持良い。

 

ビル・ナイ好きだなあ。

ヴァンパイアの親玉から紳士的な殺し屋まで、役の振り幅が大きくて良い。

主演最新作、黒澤明「生きる」のリメイク版を早く観たい。

 

 

▶妻が起きて来たので、一緒に朝食を食べようとしたら、「なんか寿司が食べたい」と言うので、少し早めの昼食に寿司を食べることにして、上野までぶらぶら歩く。

 

アメ横ちかくの立ち食い寿司屋。

少し並んでから入る。

少々お高いけど、有馬で当てるので無問題なのだ。

 

食後、JR上野駅ちかくの「ROUTE BOOKS」というカフェで2時間ほど珈琲&読書。

観葉植物ショップとパン屋が併設されている。

テーブルとテーブルの間隔が広いのが嬉しい。

すぐちかくで英会話レッスンとか陶芸教室っぽいこともやっていたが、まったく気にならないくらい落ち着ける空間だった。

 

 

▶帰宅後、無事睡魔に襲われ、倒れ込むように寝てしまう。

が、1時間ほど寝たら目が覚めてしまった。

なんなんだよ。

まあ、気分的にはすっきりしたので良しとするかな。

 

 

▶夕食後、眠れるかと思ったが、目は冴えたままなので少し読書。

1日に50ページずつ読んでいたマイクル・コナリーの『ラスト・コヨーテ』を読み終わる。

刑事ボッシュ・シリーズの4作目。

ボッシュは、ついに30年以上前に起きた母親マージョリー殺害事件の謎に立ち向かう。

物語は二転三転し、ラストまでだれることがない。

意外な人物が犯人だが、わかってみれば納得がいく。

 

これを書いているじてんで午後11時。

身体は眠りを欲しているが、目は冴えている。

もう1本映画を観るかどうか思案中…。