単純な生活

映画・音楽・読書について、だらだらと書いている

ありふれた日常 #28 / わたしは、もう少し濃くて苦い味が好きだ

 

▶5時過ぎにノソノソと起き出し、苦くて熱い珈琲を飲む。

珈琲は濃くて苦めなのが好き。

ちかごろ流行のスペシャリティってやつは、酸っぱいのが多くて苦手。

わたしは酒も煙草もやらないのだが、珈琲だけは手放せない。

机の上には、デミタスカップに入った珈琲が常に置いてある。

朝、珈琲ポットに500cc淹れて、それを妻とふたりで、夜までに飲み切るかんじ。

 

 

▶と言うわけで、苦い珈琲を飲みながら、インドネシアのコーヒーシネマ『珈琲哲學』(2015)を観る。


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「珈琲哲學 (Pilosofi Kopi)」とは、カフェの店名である。

幼馴染のベンとジョディが共同で経営しているが、店は赤字続きでジョディは借金返済に頭を抱えている。

豆の品質を落としたり、従業員をリストラしたり、売り上げを伸ばすための様々な解決策をバリスタのベンに提案するが、ことごとく却下されてしまう。

ベンは頑固なバリスタなのだ。

「コーヒーが美味ければ、客は来る」と信じて疑わない。

経営難にもかかわらず平気で高い豆を買おうとする。

そんなベンにいらいらをつのらせていくジョディ。

 

そんなとき、ひとりの男が店を訪れ、国でいちばんのコーヒーを作れるか?と聞いてくる。

もし作れたら1億ルピナ支払うと言う。

ベンは、10億ルピナ支払うなら作ると言い、もしダメだったら逆に10億支払うと言い出す。

必死で止めようとするジョディだったが、金持ちの男に「気に入った!提案を受ける」と言われてしまい、しぶしぶ挑戦に同意する。

そして、そこからふたりの、国でいちばんのコーヒーを作るための悪戦苦闘が始まる…。

 

つまらなくはないが、おおっ!と言うほど面白くもない。

ぜんたいにゆったり、そしてあっさりしている。

わたしは、もう少し濃くて苦い味が好きだ。

 

インドネシア語でコーヒーのことをKopi(コピ)って言うの、なんか可愛い。

 

 

▶昼過ぎから、妻とふたりで散歩に出る。

観光客で賑わう谷中銀座を抜けて、日暮里まで歩く。

日暮里駅前のドトールで2時間ほど読書。

ドトールの隣には天丼チェーンの「てんや」があって、天ぷらを揚げる匂いがドトールの店内にまで微かに漂ってきていた。

カフェには、やはり珈琲の香りがよく似合う。

天ぷらの匂いは、ちょっと違和感あるなぁ。

 

 

ドトールで、マーク・グリーニーの『暗殺者の回想(上)』を読み終わる。

 

レイマン・シリーズの最新刊。

シリーズ11作目で、ほぼ惰性で読んでる気もするが、読み始めるとやはり面白くて、あっと言う間に読み終わってしまう。

 

 

▶夕食は、日暮里の立食い蕎麦「一由(いちよし)」で。

ここの蕎麦つゆは、色が真っ黒な関東風なのだが、味は見た目ほど濃くはなく、出汁がしっかりきいていて、関西育ちのわたしでも残さず飲めてしまう(まあ、さすがに完食はしないけど)。

ぜんぜん塩っぱくないのである。

トッピングの天ぷら類のほとんどがハーフサイズでもOKなのもグッド。

紅ショウガ天があるのも、なにげにうれしい。

ゲソ天が有名だけど、歯の悪いわたしには、ちときつい。

 


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ペールギュントw

 

駒込の姉妹店。


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▶夜、東スポの競馬欄を熟読しながら、眠気が訪れるのを待つ。

NHKマイルは、オオバンブルマイ、セッション、タマモブラックタイの3頭でいこうと思っているのだが、当たる予感しかしないw

三浦皇成騎乗のドルチェモアは調教がいまいちな感じで、買う気になれない。

それにしても、三浦皇成がいまだにG-Iを勝ててないのはなぜなんだろう?

2014年の安田記念で勝てなかったのが痛い。

とうじわたしは、三浦騎乗のグランプリボス単勝を握りしめながら、浅草のWINSでレースを見てたんだが、悔しかったなぁ。

「善臣なんかに負けてんじゃねーよ!」と毒づきましたw

まあ、善臣が乗ってた馬がジャスタウェイなので、ハナ差の2着は大健闘なんだが。

むかしのことを、つらつらと思いだしていたら、眠れなくなってしまった…。