単純な生活 / 気がつけば本を読んでいる

読書日記、ときどきブックガイド、的な。

はっは、そうかね(笑)

朝、出勤電車のなかで レッド・ツェッペリンの『III』。

 

 

冒頭の「移民の歌」を飛ばして聴く。

けっこう好きなアルバム。

 

 

★★★

 

 

私小説研究会編の『私小説ハンドブック』(勉誠出版)をパラパラと読む。

 

私小説ハンドブック

私小説ハンドブック

 

 

ドナルド・キーンや、リービ英雄本多秋五へのインタビューが面白い。

とくに本多秋五のおとぼけぶりが。

 

本多 「志賀直哉なんていうものは、自我小説だね、あれはね。」

編集「『暗夜行路』の前編はそうであると先生はお書きになっていますが、後編に至っては日本的私小説に傾斜しているという風にお書きになっていますね。

本多「はっは、そうかね(笑)」

 

「作家案内」の章では、109人の私小説家が紹介されているが、芥川龍之介森鴎外川端康成三島由紀夫とかも取り上げられていて、すこし首をひねる。

そりゃあ、それぞれ私小説っぽいものも書いてはいるが、わざわざ取り上げなくても、ほかにもっと取り上げるべきマイナーな作家がいたように思う。

 

 

★★★

 

 

現在、図書館から借りだしている本は、ぜんぶで30冊。

連休中にすべて読み終える予定なのだが、予定を予定通りに終わらせた経験がない…。

 

 

★★★

 

夜に聴くべき音楽

 

出勤電車のなかで、Jeff Buckley の『You and I』を聴く。

 

You & I

You & I

 

 

冒頭の「Just Like a Woman」(もちろんディランの名曲のカヴァー)が素晴らしい。

『バクダッド・カフェ』という映画で有名になった「Calling You」も歌っている。こちらも素晴らしい。

 

 

★★★

 

 

埴原一亟古本小説集』(山本善行・編 / 夏葉社)を読み終わる。

 

埴原一亟古本小説集

埴原一亟古本小説集

 

 

埴原一亟(ハニハラ・イチジョウ)、1907年生まれ。

1979年に亡くなるまで、誰に頼まれたでもない小説をぽつぽつと書き続ける。

芥川賞に3度ノミネートされるも何れも落選。

いまや忘れられた小説家である。

しかし良き編者を得て、ここにぷかりと1冊、文学史の水底から浮かび上がってきた。まずはそれを喜びたい(またすぐに沈んでいくとは思うが)。

「ある引揚者の生活」「塵埃」「十二階」「翌檜(あすなろ)」「生活の出発」「琵琶のころ」「かまりきの歌」の7編を収録。

いずれも私小説風だが、まったく私小説と言うわけではない。かなり創作の分部が入ってる感じだ。

どれも人生の日常を静かに語った作品ばかり。

心に染みてくる。

なんだか、渋くて美味しいお茶を飲んだような読後感。

 

 

★★★

 

 

Ketil Bjornstad & Svante Henryson の『Night Song』を聴く。

 

Night Song

Night Song

 

 

ピアノとチェロ。

シューベルトの音楽に魅了されたピアニストのKetil Bjornstad が、チェロの Henryson と組んで作り上げた傑作。

サティっぽくもある。

アルバムのタイトル通り夜に聴くべき音楽。

 

ECMは、ときおりとんでもない傑作をさらっと世に出すよなあ。

 

 

★★★

 

 

明日と明後日はお休み。

たまっている本を読みたいのだが…。

おそらく、ぼんやりしているうちに、気が付けば1日が終わっているような予感。

 

 

なんか、気分的にすっきり

 

朝の電車のなかで、John Prine の『The Tree of Forgiveness』を聴く。

 

Tree Of Forgiveness

Tree Of Forgiveness

 

 

ジャケットの顔(笑)。

そんじょそこらの爺さんの顔じゃないか。

そんじょそこらの爺さんじゃないけどね。

 

 

★★★

 

 

NTTを解約する。

プロバイダ(Biglobe)も解約。

なんか、気分的にすっきり。

支払料金も、少し安くなるし。

 

 

★★★

 

仕事場ちかくの枝。

上に伸びるべきか、下に伸びるべきが、かなり悩んでいる様子。

たぶんまだ結論が出ていない。

 

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★★★

 

 

夕食は、ちかくに出来たラーメン屋で。

黒味噌ラーメンなるものを食べる。

う~ん、さいきんのラーメンは味が濃いなあ。

若者向けってことですかね。

 

 

 

 

膝の力が抜けました…。

 

出勤の電車のなかで Aaron Parks の『Invisible Cinema』。

Aaron Parks は、1983年生まれのアメリカのジャズ・ピアニスト。

さいきんよく聴いている。

これは、2008年発売のほぼデビュー・アルバム(これの10年前に1枚あるみたいだが…)。

とがったところがなくて好き。

ぬるま湯にずっと使っている感じ(もちろん、良い意味で)。

年をとると、とがった音はいささかキツイのだ。

 

インヴィジブル・シネマ

インヴィジブル・シネマ

  • アーティスト: アーロン・パークス,マイク・モレーノ,マット・ペンマン,マイク・モレノ,エリック・ハーランド
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/08/13
  • メディア: CD
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ECMから2枚出しているが、ECMから出すと、音がいかにもECMっぽくなるのがECMの凄いところだな。

 

 

★★★

 

 

職場のおばちゃんに、「休みの日は何してるの?」ときかれたので、「図書館とかよく行きますね」と答えた。

すると、「図書館? そんなところに何しに行くの?」と言われる。

膝の力が抜ける…。

 

 

★★★

 

 

仕事かえりに、近所で見かけたノラ(たぶん)。

近づいても気持ちよさそうに眠っていて、起きず。

くそっ、猫に生まれたかったな。

まあ、猫は猫でたいへんなんだろうけど。

 

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★★★

 

 

 

久しぶりにブログを書く

晴れているが、風が強い。

出勤。

いつもながら、職場に辿り着くまでが、いちばん辛い。

辿り着いてからも、そこそこしんどいのだが。

 

 

電車のなかで、Jesse Winchester の『A Resonable Amount of Trouble』を聴く。

 

A Reasonable Amount of Trouble

A Reasonable Amount of Trouble

 

 

遺作である。

ジャケットが良いな。

多くの人に愛されながら亡くなるというのは、じつに幸せなことだ。

 

 

★★★

 

 

帰宅後、久しぶりにブログを書く。

「短編小説パラダイス」の#24。

年内に#100まで書こうと思っているのだが、思っているだけで行動はしていない。

思っているだけで行動してないことの、なんと多いことか。

 

 

★★★

 

 

Sftbank Air なるものを契約。

いわゆるWifiですね。

固定電話とプロバイダをどちらも解約して、これ1本でいこうと思って。

使い始めて10日ほど経つが、通信速度に苛立つこともなく、じつに快調である。

 

 

★★★

 

 

いま、『風と共に去りぬ』を読んでいるのだが、めちゃくちゃ面白い。

 

風と共に去りぬ 第1巻 (新潮文庫)

風と共に去りぬ 第1巻 (新潮文庫)

 

 

風と共に去りぬ(一) (岩波文庫)
 

 

新潮文庫で読み始めたのだが、3巻目は岩波文庫に変更。

岩波版は、新潮版に比べると訳文がやや硬いが(新潮版が柔らかすぎるのかも知れんが)、解説の豊富さが魅力だなあ。

それにしても、戦争というのは、いつの時代も悲惨である。

その悲惨さを、主人公スカーレットの視点のみで描いているところが、この作品の凄いところだ。

戦況の詳しい状況は、戦地にいないスカーレットには噂でしか伝ってこない。

したがって、読者にもわからない。作者も書かない。

ただ混乱が描かれるのである。

 

 

★★★

 

 

 

 

 

短編小説パラダイス #24 / 草野唯雄の『甦った脳髄』

タイトル : 甦った脳髄

著者 : 草野唯雄

収録短編集 : 『甦った脳髄』

出版社 : 角川書店 / 文庫

甦った脳髄 (角川文庫 (5642))

甦った脳髄 (角川文庫 (5642))

 

 

 草野唯雄(ソウノ・タダオ1915 – 2008)は、70年代から80年代にかけて活躍したミステリー作家。

 「甦った脳髄」は、1976年の作品。よくもまあ、こんな凄い話しを思いついたものだと感心するような傑作である。

 ストーリーの核になる部分は、名作「アルジャーノンに花束を」にそっくりなのだが、読後感が真逆なのだ。

 

 では、あらすじを。

 

 

★★★

 

 

T大学理学部宇宙物理学教室の瀬下主任教授が急逝した。教授の遺言により、その遺体は解剖生理学教室に寄贈されることになった。

その知らせを聞いたとき、阿賀助教授の心ににある考えが芽生える。

 

T大学、解剖生理学教室の阿賀助教授のひとり息子一郎は、知的障害者だった。幼いころにかかった脳脊髄膜炎の後遺症で、知能指数は4、5歳児の幼児程度で止まったままなのである。その息子の知能を、せめて人並みに上げてやりたい。阿賀助教授はそう考えた。

利用するのは、不破博士の研究である。

不破博士は、人を含めて動物の記憶と言うものは、化学物質として脳から抽出することができ、さらにそれを注射などによって他者へ移植することができると考え、すでに動物実験を開始していたのである。

阿賀助教授は、まだ動物実験の段階のその技術を使って、亡くなった瀬下教授の記憶を、息子の一郎に移植しようと考えたのだ。

 

「しかし、きみ……」思ったとおり、博士は逡巡した。

 「わたしの実験は、まだやっとネズミを卒業した段階だ。それを一足とびに人間で実験するというのは、あまりに無謀すぎはせんかね」

 (中略)

 「ぼくが、先生の理論と実験の成果に百パーセントの信頼をおいているからこそ、こうしてお願いしているんです。+5と-4を合わせると+1が残るでしょう。息子をその+1、つまり普通程度の知能をもった人間に変えて下さい、とお願いしているだけなんです」

 

阿賀助教授の必死の嘆願に、瀬下博士も根負けし、他言無用を条件に阿賀一郎への実験を承諾する。

そして、実験は成功する…。

 

一郎の知能は徐々に上がり始める。それとともに、性格も変わり始める。

やがて、地獄のような一夜が訪れる…。

 

 

★★★

 

 

 

◆収録短編集 『甦った脳髄』 について

甦った脳髄 (角川文庫 (5642))

甦った脳髄 (角川文庫 (5642))

 

 

「複顔」「根絶やし」「死霊の家」「甦った脳髄」「死の家の挿話」「闇の怨霊祓い」「呪いの幽体」「皮を剥ぐ」「闇の中の棺」の9編を収録。

苦く嫌な味を含ませた作品が並ぶ。

「根絶やし」とか「皮を剥ぐ」とか、タイトルもかなりエグい。

 

 

◆こちらもおすすめ

◇『瀬戸内海殺人事件』(角川書店 / 文庫)

瀬戸内海殺人事件 (角川文庫)

瀬戸内海殺人事件 (角川文庫)

 

 

安易なタイトルに騙されてはいけない。

これは数多くある草野唯雄の作品のなかでもベスト3に入る傑作なのである。

ドタバタ・コメディ風のストーリーなので油断してると、最後に至る直前にクイーンばりの「読者への挑戦状」が入って、思わず「はあ?」となる。

どこに伏線があったんだよ、と。

ところが、伏線はちゃんと張られていて、読者はラストで驚愕することになるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

渋い爺さんになりましたな

 

休日。

朝、4時に起床。

普段より休日のほうが起床時間が早いのは、日頃無駄にしている時間を、なんとか休みの日に取り返したいと思って、少し焦るからである。

まっ、たいして取り返せずに終わるのだが。

がっつり昼寝しちゃうし。

 

 

 

 

 Robert Plant & Alison Krauss の『Raising Sand』を聴きながら朝読書。

 

RAISING SAND

RAISING SAND

 

 

それにしても、ロバート・プラント、渋い爺さんになりましたな。

 

 

 

 

 午後、桜を見にちかくの寺まで散歩。

しだれ桜が有名な寺。

 

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それにしても、iPhoneでうまく写真が撮れたためしがない。

下手なのをiPhoneのせいにしてますが…。

 

 

 

 

今日の中山メイン。

オデュッセウス」というデカイ名前の馬が出ていて、名前負けが甚だしいな、と思っていたら、その馬が2着に入って万馬券

なんか、ごめんなさい。