▶『シュガーマン 奇跡に愛された男』を観る。
2012年制作のスウェーデン+イギリス映画。
消えたシンガーソングライターを追ったドキュメンタリー作品。
シクスト・ロドリゲス(Sixto Diaz Rodriguez)、1942年ミシガン州デトロイト生まれのシンガーソングライター。
1970年にアルバム「Cold Fact」でデビュー。
翌年にセカンド・アルバム「Coming From Reality」を発表。
作品の評価は高かったものの売り上げは芳しくなく、2枚のアルバムを出しただけで、ミュージックシーンから消える。
まあ、当時そういうひとはたくさんいたんだろうね。
誰もがボブ・ディランやポール・サイモンになれるわけではない。
が、シクスト・ロドリゲスの物語は、ここで終わったわけではなかった。
まず、1977年にオーストラリアでかれのベスト盤が発売される。
それが、当時アパルトヘイト政策をとっていた南アフリカで大ヒット(プラチナアルバムを獲得している)。
とくに「Sugar Man」は反アパルトヘイトのシンボル的な曲として、人々のこころに深く刻み込まれる。
ロドリゲスのまったく知らないところで、かれの歌が時代を大きく動かしていたのだ。
南アフリカでは、ロドリゲスは2枚目のアルバムを発表した後に自殺したと信じられていた。
舞台に火を放って、拳銃で頭を撃ち抜いたと。
はたしてそれは真実なのか?
1990年代後半、南アフリカのファンがこの噂について調べ始める。
2枚のアルバムを発表したあと、ロドリゲスの人生に何があったのか…?
そして、ロドリゲスの物語が、再び動き始めることになるのだ。
月並みな感想だけど、めちゃくちゃ感動的。
ラストは、ちょっとヤバイ、泣きそうになる。
いろいろ書きたいことはあるが、ネタバレになるので、なにも書かない。
とにかく観ろ、とだけ書いておく。
アカデミー賞で長編ドキュメンタリー映画賞を受賞している。
▶ Simon Dalmais の『Before And After』(2014)を聴く。
iTunesのジャンル分けがジャズになっているが、ん?って感じ。
セカンド・アルバム。
フランス人なので、サイモンではなくシモン(たぶん)。
すごく好きなアーティストなのだが、知ってるひとが少なくてちょっとかなしい。
デビュー・アルバムも良いのだが、どうやら廃盤。
配信でもないみたい。
こういうの、なんとかならんかね。
▶今日の競馬は、東京11Rの「ヴィクトリアマイル」。
いやあ、グランアレグリア強いわ~。
強い馬が強い勝ち方をするレースは良いねぇ。
馬券のほうは、いつも見ているこちらのサイトのおかけでなんとか的中。
それにしても、今日のJRAの実況はなんなのだろう?
「18頭のウマ娘たち」ってなんだよ。
「強い! それはなぜか? それは、この馬がグランアレグリアだからです!」ってなんだよ。
飲んでたサイダー吹いたじゃないか。
フジTVとかじゃないんだから、JRAの公式はもっとちゃんとやってくれ、と言いたい。
変な煽りはいらんのじゃ。