単純な生活

映画・音楽・読書について、だらだらと書いている

ありふれた日常 #50 / サイバー攻撃でしょうか?

 

▶午前5時起床。

“起床”とは言っても、腰の痛みのために、“床から起き上がる”までにかなりの時間を要する。

「んがっ!」とか「ひゃっ!」とか奇妙な声を発しつつ、5分ほどかけてなんとか立ち上がる。

寝起きはやはり背中から腰にかけてが固くなっていて、いささか辛い。

朝食は、メープルシロップ(好き)をかけたパンケーキ。

熱くて苦い珈琲が美味い。

これで腰が痛くなければ最高の朝なんだが…。

 

 

▶キッチンのテーブルに座ったまま読書。

マイク・モラスキー著『ピアノトリオ』(岩波新書)を読む。

 

アノトリオの歴史を語りながら、名盤を中心にその聴きどころを解説していく。

面白いのだが、こういう本を読むたびに、音楽の魅力を文章で表すことの限界と虚しさを感じてしまう。

小林秀雄の有名な一文「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。」くらいアクロバティックなことを言わないと、文章は音楽そのものに負けてしまう。

キース・ジャレットの音楽の魅力を1万字語っても、そんなものは「ケルン・コンサート」の冒頭10秒の音で瞬殺されてしまうのだ。

 


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キース・ジャレットの『ケルン・コンサート』は、1975年の1月にドイツの古都ケルンで行われた即興演奏の記録なのだが、その演奏が楽譜になっていて、いまでは多くのひとが名曲としてカバーしている。

そのなかでも良いなと思ったのが、以下のギターによる演奏である。


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ピアノによるカバーだと、どうしてもキースの演奏との差があり過ぎて、聴いていて辛いものがあるのだが、このギターによる演奏にはそういうところがない。

むしろキースの即興演奏の呪縛(?)から離れて、純粋に良い楽曲として聴ける。

 

 

▶昼食(グリーンカレー)のあと、配信でだらだらと映画を観て過ごす。

1本目:『ブラックベリー』(2023)


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スマートフォンの先駆けとなったブラックベリーの誕生から消滅までを描いている。

ネトフリのジャンル分けではコメディとなっているが、コメディ要素はほとんどない。

(ネトフリのジャンル分けっていつも変だ)

ブラックベリーは良いデザインだと思うが、当時日本で使っていた人はどれくらいいたんだろう…?

このちいさなキーボードで日本語を入力するのはけっこうたいへんな気がするのだが。

映画を観て、アップルのiPhone登場が業界に与えた衝撃が良くわかった。

冒頭にアーサー・C・クラークが出てきてびっくり。

 

 

▶2本目:『アトラス』(2024)


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ネトフリ・オリジナル。

ジェニファー・ロペス姐さん主演のSF作品。

人類滅亡を画策するAI集団をロペス姉さんがひとりでぶっつぶす。

サクッと観れて気持ち良いが、観終わってから1時間ほどで内容を忘れている。

そんな映画。

 

 

▶夕食までうたた寝

起きて、肉じゃがで夕食。

食後、主に競馬系のYouTube番組をぼんやりと見て、気がついたら夜10時過ぎ。

おねむの時間である。

 

 

▶わたしのブログへのアクセス数などたかがしれていて、1日数件など当たり前で、2桁だと「おお凄いな」と思ってしまうのだが、ここ3日間ほど3桁台が続いていて、少々びびっている。

昨日など、アクセス数426である。

サイバー攻撃でしょうか?(違う)。