▶午前5時起床。
昨夜寝ついたのが午前2時くらいなので、睡眠時間3時間くらいか。
そのわりには、さほど眠くない。
エアコンをつけ、珈琲を淹れて、しばらくボーッと過ごす。
今年も残りわずかだが、たいして感慨もない。
「今年」を「人生」と置き換えても、違和感をかんじないw
▶妻が起きてくるまでには間があるので、映画を1本観ることにする。
1947年制作のイギリス映画。
監督は名匠デヴィッド・リーン。
ディケンズの原作では、脇役たちのキャラが強烈過ぎて(←ディケンズの特徴)、主人公オリバーの印象がいまいち薄いのだが、この作品でも少しその感じはある。
オリバーは、自らの運命を自分で切り開くタイプではなく、常に周りが動いて、そのなかを風に舞う落葉のようにくるくると翻弄されるだけなのだ。
それにしても悪役たちの顔芸が凄い。
とくにアレック・ギネス(窃盗団のリーダー)。
特殊メイクで顔を変えており(特に鼻)、オビ=ワン・ケノービと同一人物とは、とても思えない。
白黒の強烈なコントラストによってロンドンの猥雑さが強調されている。
原作は長い。
が、無類に面白い。
▶妻が起きてきたので、一緒に朝食。
わたしはいつものようにかけ蕎麦。
今朝は、ちくわの磯部揚(冷凍品)をのせる。
これ(ちくわの磯部揚)を考えたひとは天才だな。
▶HAIM(ハイム)の『Days Are Gone』を聴く。
アメリカの三姉妹バンド。
2013年発表のデビュー・アルバム。
新しいのに、どこかで聴いたような懐かしさを感じる。
三姉妹の末っ子アラナ・ハイムは、ポール・トーマス・アンダーソン(PTA)監督の最新作『リコリス・ピザ』で主演をつとめている。
彼女たちの母親が、PTA監督が通った学校の国語教師だったというのも面白い。
これらのミュージック・ビデオの監督は、すべてポール・トーマス・アンダーソン。
良いですねぇ。
▶「さて、正月は何をしようかな」と考えようとしたのだが、考えるまでもなくわたしの毎日は、うら寂しい正月みたいなものなので、いつも通りつつましく&だらだらと過ごそうと思う。
かの一休和尚は、人々が浮かれる正月の街中を、頭蓋骨を手に歩いたそうだが(「正月は冥途の旅の一里塚」)、なにもそこまでイキらんでもと我思う。