▶ タランティーノ監督の『キル・ビル Vol.1』と『キル・ビルVol.2』を観る。
2003年&2004年制作のアメリカ映画。
まず、Vol.1。
前作『ジャッキー・ブラウン』から6年後に公開された第4作。
タラちゃん要素てんこ盛りで、このVol.1だけでお腹いっぱいである。
アクションもアニメのようにど派手。
ラスト30分の、宴会場での大殺戮シーンでは、ユマ・サーマンにぶった斬られたヤクザたちの腕が飛び、足が飛び、首が飛び、そこらじゅうで悲鳴があがり、血しぶきが舞うのだ。
2000年に公開された中国映画『グリーン・ディスティニー』のなかによく似たシーンがあるが(チャン・ツィイーが暴れまくる)、あちらに比べるとワイヤーアクションがいまいちだなぁ(まっ、それもひとつの味になってる感じがタランティーノっぽい)。
監督の千葉真一への映画的もてなしぶりが凄い。
伝説の刀工(現在は引退して沖縄で寿司職人をしている)ハットリハンゾウを演じている。
かっこ良く撮ってもらってるなぁ。
『バットマン・ビギンズ』の渡辺謙や、『マイティ・ソー』での浅野忠信とはえらい違いだ。
サニー千葉の英語と、ユマ・サーマンのカタコト日本語が、どっこいどっこいなのも微笑ましい。
タランティーノ節に悪酔いしながら、あっと言う間の2時間。
続いて、『キル・ビル Vol.2』を観る。
Vol.1の翌年に公開された続編。
アクションはやや抑えめで、ユマ・サーマンが暗殺集団の親玉ビルを狙う理由とか、前作では謎だった部分が徐々に明かされていく。
サーマンの中国での修業時代が面白い。
パイ・メイと言うカンフーの達人(偏屈老人)が出てくるのだが、モノマネ芸人の神無月にそっくりで、おもわずキャストを見直した(とうぜん違いました)。
このジジイ、マンガのように強い。
分厚い板を拳の一撃でぶち破るし、主人公が日本刀で斬りつけても、その刀身の上に乗って「カッカッカッ」と笑ってるし。
後半は、ビル(デヴィッド・キャラダイン)との闘いがメイン。
いやあ、D・キャラダイン渋い!
ほぼB級映画に出続けて、この渋さはなんかずるいぞ。
まあじっさいの死に方がB級映画っぽいので許すけど。
2作続けて観ると、さすがに疲れるな…。
感想も、(いつものことだけど)なんかグダグダだ。
▶ Stealers Wheel の『Stealers Wheel』(1972)を聴く。
わたしの高校時代は、このアルバムとともにあったと言っても過言ではない。
(いや、ちょっと過言かも知れない)
「Late Again」は、朝起きたときにかならず聴いてた。
アルバムの1曲目がこの曲で、2曲目の「Stuck In The Middle」が終わるまでに身支度を終わらせる感じで。
▶ 知人(44歳独身・男)に「どうやったら結婚できるんでしょうねぇ…」と、わりと真面目に訊かれた。
なので、こちらも真面目に「運ですね」と答えた。
そうとしか言いようがない。
わたしが結婚したのは36歳のときで、妻は22歳だった。
けっこうな年の差婚なわけで、なんやかんや言われたが、あれから約25年、けんかひとつせずいまだに結婚生活は続いている。
もうこれは「運が良かった」としか言いようがない。
運が悪ければ“交通事故”、運が良ければ“結婚”って感じか。