単純な生活

映画・音楽・読書について、だらだらと書いている

ありふれた日常 #45 / あまりおめでたい気分ではない

 

▶新年である。

が、元日からいろいろ起こり過ぎて、あまりおめでたい気分ではない。

ぜったい、能登に暮らすひとのほとんどが、「今年は良い年でありますように」と神様にお願いしたはずで、にもかかわらず、その結果が今回の地震である。

ミッシェル・ポルナレフの「Holidays」と言う歌を思い出す。

Que fait-ill le Dieu qu'ils aiment?

彼らが愛する神は、いったい何をしておられるのか?

 

 

▶アマプラで、マーヴィン・ルロイ監督の『犯罪王リコ』を観る。

1930年制作のアメリカ映画。

ギャング映画の始祖のひとつ。

 

原題は「Little Caesar」(小さな皇帝)。

田舎町でケチな強盗を繰り返していたチンピラギャングのリコ(イタリア系アメリカ人)は、相棒とともに都会に出て、腕っぷしと押し出しの強さだけを武器に“小さな皇帝”にまで上り詰めていく。

が、あまりに早い成功は、周りに敵を作る。

相棒もリコの元を離れ、やがて孤独のうちに破滅を迎える。

典型的な、チンピラの成上り&破滅の物語。

リコ役のエドワード・G・ロビンソンが個性強くて良い。

 

 

▶昼食のあと外へ。

ちかくの寺に初詣。

詣でたところで、不幸に見舞われるときは容赦なく見舞われるわけだが。

 

駅前のカフェに入り、豆乳ラテを飲みながら小一時間読書。

申賦漁(シェン・フーユイ)の『申の村の話』を読む。

 

著者が育った中国の村を舞台にした連作短編集。

つまらなくはないのだが、物語りとしてのコクに欠けるような気がするのはなぜだろう。

訳文のせいだろうか。

 

 

▶夕食に雑煮。

わが家の定番雑煮は、ここ10年ほどずっと陳健一レシピのピリ辛雑煮である。

豚肉、玉ねぎ、ホウレンソウ、ちくわが入って、味付けは味噌と豆板醤。

わたしの故郷の香川では、丸い餡餅が入った白みそ雑煮である。

妻が作りたがっているが、わたしが止めている。

だいいち丸い餡餅が東京では売ってないし。

他県のひとが食べて美味しいと思える味とは思えない。

白みそに餡餅って、ふつうに変だろうw。

 

 

▶石川県の地震は、かなりひどい災害だと思うのだが、報道の熱量が3.11のときより、なんだか低いような気がする。

政府の取り組みにも、必死さをあまり感じないのはなぜだろう。

わたしは陰謀論は無縁な人間だが、それでも妙な気がする。

 

気分がもやもやしたまま就寝。