▶午前3時起床。
昨夜は0時過ぎに寝たのだが、ほとんど眠れず、しかたなく3時に起き出したので、こういうのは“起床”とは言うまい。
苦い珈琲を飲みながら、しばしぼんやりと我が来しかた行く末を思う。
とは言っても行く末はたいして残ってないので、主に来しかたなのだが、そちらも忘却の彼方に薄ぼんやりと漂う影みたいなもので、けっきょくは、珈琲の香りのなかで、ただぼんやりと時間をつぶしていただけである。
やれやれ…(やれやれで思いだしたけど、村上春樹の新刊が出ますな)。
▶ノーテンキな映画が観たくなり、ドウェイン・ジョンソン主演の『ブラック・アダム』を観る。
よーわからんw。
いやストーリーは単純で、ロック様が無双するのでスカッとはするのだが、DCU路線の全体像がまったくわからんのだ。
ピアース・ブロスナン演じるドクター・フェイトって誰?
竜巻少女や巨大化青年も、誰?
わたしが見逃してるだけか?
って言うか、、「シャザム!」って唱えてヒーローに変身する奴、もうひとりいなかったか?
頭の中がクエスチョンマークだらけで、もやもやする。
▶珈琲をミルク紅茶に変えて、妻を起こさぬように静かに読書。
ローベルト・ゼーターラーの『キオスク』(2012)を読了。
東宣出版の「はじめて出逢う世界のおはなし」シリーズの1冊。
第二次世界大戦前夜のウィーンを舞台にした青春小説。
田舎から大都会ウィーンに出て来て、ユダヤ人の経営するキオスクで働き始めた青年フランツの成長物語である。
ナチス台頭の時代で、徐々に生き辛くなっていく感じがじわじわと迫って来る。
時代と、幼い恋愛に翻弄されるフランツ…。
キオスクの客であるジークムント・フロイトとの交流…。
いやあ、良い小説だった。
フランツとフロイトとの会話のシーンは、すべて好きだ。
東宣出版の「はじめて出逢う世界のおはなし」シリーズは、全冊読んだわけではないが、いまのところハズレがない。
▶妻が起きて来たので、いっしょに朝食。
わたしは蕎麦を半束(50g)、妻はジャムバタートーストとサラダ。
食後にほうじ茶。
ペンギンの池になんども落ちたオードリー春日のはなしとか、いま話題のchatGPTのこととか、どうでも良いはなしをする。
こういう幸せが、いつまでも続いてくれればと思い、願う。
▶ぽつぽつと、この日記のようなものを書きながら、The Secret Sisters の『You Don't Own Me Anymore』(2017)を聴く。
美しいハーモニーが心に沁みる。
▶ブログは、前回のアップからすでに2週間以上経っている…。
いちおう日記のつもりで書いているのだが、わたしの日記は月刊なのか?
ほんと、毎日アップしている人を尊敬するわ。
せめて1週間にいちどはアップしたいのだが…。
▶夕食の前に、本郷まで散歩。
本郷3丁目あたりにわりと大きめのスーパーができていて、そこで買い物をして、帰りはバスで帰る。
まあ、わたしは荷物持ちなんだが。
むかしは、根津から本郷あたりまで毎日のように散歩していたのだが、久しぶりに歩いたせいもあり、けっこう疲れた。
それにしても、東大周辺の景色もずいぶん変わったな。
ほとんどの古本屋さんが閉店して、かわりにラーメン屋が増えた。
本郷通りの10メートルに1軒くらいがラーメン屋じゃないか?(大げさ)。
▶帰宅後、夕食。
ホタテとブロッコリーをバターで炒めて、チャルメラの豚骨麺に乗っけて食べる。
久しぶりに、インスタント麺を食べた。
豚骨だが、あっさりしていて美味い。
▶寝る前に、競馬芸人(?)キャプテン渡辺の『神の馬券術』を読む。
タイトルに「神」と付く本にロクなものはないのだが…w
考え方がわたしと似ていて、読みながらずっと頷いていた。
基本「激絞り馬券」。
購入馬券を1点か2点にまで絞って買う。
当たるまで買う。
攻めながら当たりを待つって感じか。
わたしの的中率は、だいたい20%弱なのだが、これは5レースに1度的中してもそうだし、10レース続けて負けたあと2連勝してもそうだし、20連敗したあと4連勝しても、的中率は20%なのだ。
20連敗のときは、さすがにメンタルがきついw
生活に支障をきたすほどきつい。
もう一生当たらないんじゃないか、と思ってしまう。
で、馬券購入のフォームが崩れて、さらに負け続ける…。
地獄です。
回収率の裏付けがないと、確実に挫ける。
わたしは、先週も今週も負けた。
今週の「大阪杯」は、ジャックドールとダノンザキッドの馬連1点勝負で、1着3着。
ワイドも買っとけよって話だな。
やばいな、そろそろ生活に支障をきたす頃だ。
ん? 眠れないのは、そのせいかな。