単純な生活

映画・音楽・読書について、だらだらと書いている

ありふれた日常 #3 / ため息が出るほど面白い

 

▶朝5時過ぎ、雨の音で目が覚める。

また台風来てる。

少し激しめの雨音を聞きながら、コンビニの不味いアンパン(5個で1パックの小さいやつ)を1個かじりながら、苦くて美味しい珈琲を飲む。

雨なので散歩には出ない。

と言うか、もともと出不精のインドア派なので、散歩は嫌い。

“健康のためには歩かなければ!”と言う強迫観念で散歩してるだけなので、雨だと助かる。

 

 

蓮實重彦の『ショットとは何か』(講談社)を舐めるように読む。

 

雑誌「群像」の編集者の質問に答える形になっており、蓮實重彦ファンにはお馴染みの凝ったレトリックの文章ではないので、ひじょうにわかりやすい。

気になるところに付箋を貼りながら読んでいたら、付箋だらけになってしまったので、途中でやめる。

まだ半分しか読んでいないのだが、ため息が出るほど面白い。

 

君の名は。』も評判がよいようですが、わたくしは、アニメは原則として映画の範疇に加えていません。あれは映画によく似た何ものかではあると思いますが、よく似ているという点で、映画とは本質的に異なる何ものかなのです。ですから、『君の名は。』は見ていませんし、見る気もありません。アニメに興味を惹かれたことはありますが、真の意味で感動したことは一度もない。それは、いま、生きている被写体を撮っていることの緊張感というものが、アニメの画面に欠けているからです。

 

自分が薄っすらと感じていたことを、こういう風に言葉にしてもらうと嬉しい。

アニメは嫌いではないが、あれを映画として語るひとたちに対して、わたしは少し違和感を持っているのである。

まあ、古臭い映画が好きな、古臭い爺さんですよ、わたしは。

 

 

▶妻が起きてきたので、一緒に朝食。

いつものように妻はトースト、わたしは蕎麦。

わたしはうどん県の出身なので、基本うどんが好きなのだが、40年の東京暮らしですっかり蕎麦派になってしまった。

まあ、東京で美味しいうどんを食べたことがないと言うのも、わたしが蕎麦派になった原因のひとつなのだが。

どうも東京のひとは、“コシのあるうどん”と“麺がかたいうどん”の区別があまりついてないような気がする。

テレビで紹介されたうどん屋にワクワクしながら行ってみたりもしたが、たいてい“コシのあるうどん”ではなく、“たんに麺がかたいうどん”だった。

ただ、こういうことは同郷のひと以外に話しても通じることはなく、言えば言うほどウザくなるので、今ではひとに「うどんのコシの強さとかたさは違うんだ!」と強く主張することはなくなった。

 

 

▶久しぶりにトム・クルーズの笑顔が見たくなり、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)を観る。

 

近未来SF。

侵略エイリアンものにタイムループの要素をプラス。

なんども殺されるトム・クルーズも素敵だが、なんと言ってもラストの笑顔一発が最高すぎる。

破壊力抜群。

トム・クルーズはアクションよりもスマイルなんよ(テキトー)。

 

 

▶昼食。

妻は、本日アマゾンより届いた「青酎」なる焼酎を飲みながら。

 

東京都の青ヶ島八丈島よりずっと南)で作られている焼酎で、いちじは“幻の焼酎”と言われていたらしい。

妻によると、「何かが壁となって、その向こうにある芋の香りがガツンと響いて来ない。良く言えばまろやか。でもわたしは、もっとガツンとした奴が好み」だそうだ。

調べたら、青酎にはいろいろ種類があって、妻が好みそうなやつもある。

こんど竹芝にあるアンテナショップに行くことになった。

わたしは下戸なんだが…“笑”。

 

 

▶少し昼寝をしてから競馬。

中山と中京のメインだけやる。

相変わらず当たらんなぁ…。

中山は惜しかったのだが…まあ、すべて言い訳になる。

明日頑張ろう。

 

 

▶リゾ(Lizzo)のニュー・アルバム『Special』(2022)を聴く。

これは売れる。

こんどこそグラミー賞受賞かな。

Special

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  • ポップ
  • ¥1375


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PVも面白いなあ…。