▶『カーマイン・ストリート・ギター』を観る。
2018年制作のカナダ映画。
ニューヨーク、カーマイン・ストリートにある1軒のギターショップを記録したドキュメンタリー作品。
店主のリック・ケリーは、ニューヨークの建物の廃材を使ってギターを作っている。
それぞれが世界に1本しかないギターだ。
かれが作り出すギターは、今は亡きルー・リードをはじめ、多くの著名なミュージシャンたちを魅了してきた。
映画は、かれとかれの作り出すギターの魅力を淡々と綴っていく。
余計なナレーションは一切入っていない。
聞こえてくるのは、店にやって来る客と店主の会話だけだ。
それだけで、この店と、唯一無二のギターを作り続けるリックの魅力が十分に伝わってくる。
わざとらしく盛り上げたりもせず、ギターショップの日々の暮らしを静かに映していく。
観終わったあと、とてつもなく感動している自分に気づいた。
自己分析も含めて何かを分析することが死ぬほど苦手なので、この映画の何に感動したのか、いまいち判然としないのだが、とにかく震えがくるほど感動していた。
大人がちゃんと生きるってのが、どういうことかがよくわかるって言うか。
「わたしが感動したのだから、あなたもきっと感動するはず」とは、これっぽっちも思わないが、観て損はないです。
リックさんの弟子のシンディが良いですねぇ。
パンキッシュな感じなんだけど、心底リックさんを慕ってるかんじが伝わってくる。
わたしも、そろそろちゃんと生きないとなぁ(いまさら?“笑”)。
▶ Mary Halvorson の『Code Girl』(2018)を聴く。
『カーマイン・ストリート・ギター』のも出てきてた、アメリカのジャズ・ギタリスト。
ウィキによると“前衛”ってなってる。
ペダル師匠。
▶連休中は、ずっと腰痛で寝ていた。
油断してると、くるなぁ。
わたしの場合は骨ではなくて、筋肉。
疲れると筋肉が炎症をおこして動けなくなる。
疲れることなど、なにもしてないのだが…。
わが家は、ふたりともスポーツにはまったく関心がないので、とうぜんオリンピックもまったく観ていない。
今年だけじゃなく、前回も、その前も観ていない。
今日、妻が「スケボーの日本人選手がなんかやらかしたらしいよ」と言うので、ニュースを検索してみたら、男女で金メダルを獲得したんだねぇ。
「やらかした」ってなんだよ。